海から遠く、その昔より食事がつつましいといわれてきた京都人の生活の知恵として、保存にすぐれ味わい深い佃煮昆布は、永年にわたり培われてきました。
京のおばんざいのひとつ、筍と昆布の煮しめにヒントを得て、茶道に通じていた先代が茶事にも向くよう淡味な佃煮昆布として、肉厚の昆布をふっくらと炊き上げ色紙形に切り整えた「色紙昆布」(しきしこんぶ)を考案しました。当初は内々のお茶事に提供されていましたが、お家元お気に入りの佃煮昆布と評判を呼び、以来、二条富小路に店をかまえ、屋号を「富起屋」(ふきや)といたしました。

道南(函館湾)で採れる真昆布の最上級品(天然)を大釜で時間をかけて炊きこみ、昆布本来の旨味が活きるよう濃い味付けを控え、あと味にうま味の余韻が残るふっくら感を大切にしています。
色紙昆布は、原藻の大きさのままで炊き上げたのち、真四角(4cm)に切りそろえ、数枚ずつ重ねて一葉に並べたうえで真空包装をいたします。並べ方(容量)は5通りあり、大きさの異なるうるし紙化粧箱にそれぞれぴったりと納まります。
季節のご贈答、御祝い事のご進物、また、お悔やみ事のお配りものなど、種々の包装・体裁をご準備し、「贈る人の心を伝える」お手伝いをさせていただきます。

営業時間/10:00AM 〜 6:00PM
定休日/日曜日、祭日(7・12月除く)
●地下鉄利用の場合は烏丸御池駅よりNo.1出口(階段)へ
市役所前駅よりNo.9出口(階段)へ
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